パッシブデザイン-01-
こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・火・金曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しております!
先日、友人に大好物のスイカをいただきました ^^♪
熊本県産のスイカで糖度12度だったので、とても甘くずみずしい美味しいスイカでした!
今年の夏もたくさんスイカを食べつくしたいと思います ^^
さて今週のテーマは「 パッシブデザイン 」についてです。
先週のコラムのテーマでも少し取り上げたパッシブデザインを更に詳しく、具体例を上げながらご紹介していきたいと思います!
先週のおさらいとして簡単にパッシブデザインとは、「受動的」「消極的」といった意味を持っていることから受け身のデザインといわれています。
自然の力(太陽光、風、地熱など)を利用して、エネルギー消費を抑えながら快適な室内環境を創り出す設計思想のことを指します。
このパッシブデザインで住宅を設計する際には「 断熱・日射遮蔽・昼光利用・日射熱利用暖房・自然風利用 」と、5つのポイントがございます。
そこで今回は「 日射遮蔽・日射熱利用暖房・自然風利用 」の3つのポイントについてご紹介していきたいと思います。
◯日射遮蔽
日射遮蔽とは、太陽光が建物や室内に直接当たるのを防ぐ設計のことを指します。
太陽光が建物に直接当たるのを防ぐため、室内の温度上昇を防ぎ空調の使用を抑えることにもつながります。
それでは日射遮蔽の具体例を見ていきましょう!
1. 庇(ひさし)の設置
庇とは、建物の外壁から突き出して取り付けられた屋根のような構造物のことです。
夏は太陽が高く昇り、正午頃には最も高い位置に達することで、直射日光が建物に強く当たり室温が上昇しやすくなります。
夏に対し、冬は太陽の位置が低く、日中でも太陽が低い角度で建物に当たることで室内に多くの自然光が入ってきます。
そのため大きな庇を南側の窓に設置することで、夏の強い日射しを遮り室温の上昇を抑え、冬には自然光をたくさん取り入れることができるので、1年を通して快適な気温を保つことが可能になります。
庇を設置することで、必要最低限の冷暖房で過ごすことができるため、電気代の節約にもつながります ^^
2.シェードやブラインドなどの設置
建物の外部に設置された日よけやシェードは、太陽光が建物に直接当たるのを防いでくれることで、建物内の熱を遮断し、室内の温度上昇防いでくれます。外部シェードは建物の外壁や窓に取り付けられ、効果的に日射を遮蔽する効果がございます。
また、住宅密集地で、シェードを設けるスペースがなかったりする場合は、外付けのブラインドがおすすめです。
室内に取り付けるブラインドもありますが、 外付けブラインドは窓ガラスの外側に取り付けられるため、太陽光が建物に直接当たるのを防いでくれます。
室内のブラインドの遮熱は約50%ですが、外付けのブラインドでは約80%と大きな差があることがわかります。
ブラインドの設置を考えている方には外付けがおすすめと言えます。
庇やブラインドなどの設置以外にも、植樹によって直射日光を遮ることで室内の温度上昇を抑えることも可能です (^^)
以上、日射遮蔽についてお話させていただきました。
一年中快適に過ごすためにもパッシブデザインを取り入れた計画をおすすめします。
次回は「 日射熱利用暖房 」についてご紹介したいと思いますので、次回の更新もお楽しみにお待ちください!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。