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外構計画の基本知識【前編】

2025.01.15 スタッフコラム

こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・水・土曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しています!

早くも一月も中旬に差し掛かりましたね。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

寒い日が続いていますので、どうぞあたたかくしてお過ごしください!

 

さて、今週のテーマは「外構計画」についてお話いたします。

家づくりにおいて「外構」は、家の第一印象を決める大切な要素であり、家の内外をつなぐ重要な役割を果たします。

美しい外観や使いやすさを兼ね備えた外構計画を実現すれば、日々の暮らしが一層豊かなものになります。

しかし、外構の計画は単にデザインだけにとどまらず、生活動線やプライバシー、メンテナンス性などさまざまな要素が絡み合うため、しっかりとした知識と工夫が必要です。

そこで今週のコラムでは、外構計画の基本知識と、実際に失敗しないためのポイントを2回の記事に分けてお伝えしていきたいと思います。

SUBACOが手掛けた実際の施工例を通じて、理想の外構づくりに役立つアイデアをお届けしますので、参考にしていただければ幸いです ^^

 


 

注文住宅を建てる際、家の内部だけでなく外構の計画もとても大切です。

外構は家全体の印象を大きく左右し、日々の暮らしにも大きく影響を与えます。

本日のコラムでは「外構計画の基本知識」について、外構計画を考える際に押さえておきたい基本的なポイントをお伝えします。

 

|そもそも外構計画とは?|

外構とは、家の敷地内における建物周辺の設計部分で、門、アプローチ、庭、駐車場、フェンス、塀、歩道などを指します。

元々「外構え」という言葉から生まれたもので、家の外に作られる構造物全般を意味します。

一方、エクステリアは家の外の装飾物や空間を指し、門扉や照明、庭なども含まれます。

注文住宅では、外構とエクステリアをまとめて「外構工事」と呼ぶことが多いため、家の外の構造物や周囲の空間をトータルに考えることが重要です。

|外構計画の重要性|

外構計画がしっかりと行われていると、家全体に統一感が生まれ、生活の動線や利便性が格段に向上します。

例えば、玄関までのアプローチがスムーズに繋がっていると、雨の日でも濡れずに移動できたりと日々の生活を快適に過ごすことができます。

しかし、外構が不十分だと、家の外観がバラバラに感じられたり、生活の中で不便な動線が生まれたりする可能性があります。

そのため、外構の計画は家づくり全体において非常に重要な役割を果たします。

 

|外構のスタイル別種類|

・クローズド外構

クローズド外構は、塀やフェンス、門扉で敷地をしっかり囲むスタイルで、プライバシーにも配慮でき、子どもが庭から外に飛び出すのを防ぐといったメリットがあります。

一方、初期費用やメンテナンスコストが高くなりがちで、圧迫感や通風・採光の制限が生じる場合がありるため、設計段階での工夫が重要です。

プライバシーや防犯性を重視したい家庭におすすめな外構スタイルです。

・オープン外構

オープン外構は、塀や門扉を設けず、道路や敷地を一体的に感じられる開放的なデザインで、日当たりの良い庭が作りやすいといったメリットがあります。

また、オープン外構は視線が通るため、防犯性の向上にも役立ちます。

さらに、塀や門扉を設けない分、初期費用やメンテナンスコストを抑えられるのも魅力の一つです。

開放感とコストパフォーマンスを重視したい方におすすめの外構スタイルです。

・セミクローズド外構

セミクローズド外構は、必要な部分だけを塀やフェンスで仕切る部分的な囲いの設計が特徴です。

この柔軟性の高いデザインにより、外から見えやすい部分には開放感を持たせつつ、リビングや庭などプライバシーを重視したい場所はしっかりと囲むことができます。

そのため、プライバシーの確保と開放感の両立が可能です。

セミクローズド外構は、防犯性やプライバシー、デザイン性をバランスよく実現したい方におすすめの外構スタイルです。

|外構設計で押さえておきたい基本要素|

外構設計を行う際には、いくつかの基本的な要素をしっかりと考慮することが、快適で機能的な空間を作る鍵となります。

まず、生活動線の設計が非常に重要です。

駐車場から玄関まで、また庭からリビングへのアクセスなど、毎日の生活で使う動線がスムーズで無駄がないことが、快適さを大きく左右します。

使いやすさを意識した動線を考えることで、日々の暮らしがより快適で便利になります。

次に、プライバシーの確保です。

外からの視線を適切に遮るために、フェンスや生垣などを設置し、特に隣家との距離感を意識して必要な場所で視線を遮る設計を行うことで、家の中で過ごす時間がより安心でリラックスできる空間を作り出すことができます。

また、防犯対策を意識した設計も重要です。

防犯対策としては、高めのフェンスや門扉、監視カメラ、そして照明などを取り入れることで、安全性が向上します。

外構は単なるデザインの一部ではなく、家族の安心と安全を守る重要な役割を担います。

さらに、エクステリアと家の外観との調和も外構設計において大切な要素です。

家のデザインに調和した外構を選ぶことで、全体的にまとまりのある美しい空間が作り出せます。

例えば、モダンな家にはシンプルなデザインを、和風の家には自然素材を使った外構が似合うなど、家のスタイルに合った外構を選ぶことが、全体の印象を引き立てます。

最後に、使い勝手の良さを考慮した設計が欠かせません。庭や駐車場、デッキなどは、見た目だけでなく、日常的に使う場所であるため、利便性やメンテナンスのしやすさにも配慮することが重要です。

長期的に快適に使えるよう、機能性を意識した設計を心がけることが、外構設計の成功のポイントです ^^

 


 

以上、外構計画の基本知識についてお話いたしました!

外構は家の外観を引き立てるだけでなく、生活のしやすさや安全性にも深く関わる重要な要素です。

特にプライバシーの確保や防犯対策、使い勝手の良さを考慮することで、快適で安心できる空間が生まれます。

生活動線を意識したデザインやエクステリアとの調和を図りながら、実際に使う場面を想定して設計することが大切です。

ぜひこの記事を参考に、理想の外構計画を立てていただけると幸いです ^^

 

また、SUBACOのYouTubeでは、実際に建築したお家のルームツアーを月に1回のペースで配信しています。

外構計画や室内設計のポイント、施工の裏側など、住まいづくりに役立つ情報が満載です。

ぜひ、下記リンクからご覧いただき、理想の家づくりの参考にしてください!

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次回のコラムでは「失敗しない外構計画」についてご紹介いたしますので、お楽しみにお待ちください!

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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