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現場監督の仕事②(敷地調査)

2021.05.31 建築コラム

現場監督の仕事②(敷地調査)
5月なのに梅雨!
というわけで
雨に苦しめられている
現場監督の有馬です

さて
前回は現場監督の仕事として
地盤改良工事での確認事項のことを書き
次回は基礎工事のこと!

とお知らせまでしたのですが
よく考えたら
基礎工事や地盤改良工事の前にまずやる大切なことがあって!

それは【敷地調査】というもので
簡単に言えば

実際に建てる土地を見に行くだけ(笑)

なんですが
これが工事をする上では本当に大切で!
設計者の目とはまた別に
工事をするにあたっての問題点はないかを
監督の目で確認していきます

具体的には

  • 現場までの進入路の確認

トラックや生コン車及びレッカー車など、大きな車が敷地に入れるかの確認

敷地の前の道が広くても、進入路のどこかの道幅が狭かったり、あるいは道に木や看板等の障害物があっても、現場に大型車が入らない時があるので、周辺の道も歩いて調べます

  • 電気・水道・ガスの確認

特に電気と水道は工事が始まるまでには絶対に必要なので

敷地内に
水道メーターはあるのか?
どの電柱から引き込むのか?
電柱にはトランスが載っているのか?
等を確認し、どの位置がそれぞれ一番使い勝手がいいかを検討し
工事が始まるまでに必ず電気と水道を使えるようにします

  • レッカー車をどの位置に据えるのかの確認

敷地内に電線があるかの確認はもちろんですが
道路の上にどのように電線が通っているのかも確認します
その上で最も作業のしやすいレッカー車の配置を決めます
仮設計画の確認
建物配置計画に基づき
駐車スペースや資材置きスペースの確認
入退出用のゲートの位置や建築看板の取付位置等を決めます
また最終汚水桝の位置を確認し。仮設トイレの配置を決めます

といったようなことを

監督は現場が始まるまでは、
必ず確認しなければいけないのですが

その内容次第では
建物や配置の計画
あるいは資金計画に
大きく影響があることもありますので
早ければ早いほどよく
つまりはこれからプランをするというときに
監督は監督の目を通して
実際にそこに家が建つ上での問題があるかを
この敷地調査でチェックするのが
現場監督の仕事となります

というわけで

次回こそ基礎工事着工時における監督の仕事をご紹介します(笑)

ではまた

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