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現場監督の仕事④(基礎配筋検査)

2021.07.12 建築コラム

局地的な集中豪雨が続いていますが
この不安定な天気が終わると
いよいよ梅雨明けで夏本番ですね


早速ですが
今回は監督の仕事の中でも
比較的わかりやすいといいますか
基礎の配筋検査のお話です

でも
この配筋検査
基礎工事の中では
最も大切な検査なのに
実際のところは
監督が検査することなく
瑕疵保険の検査員でありますとか
役所の中間検査員の人しか
検査していないのが
業界としては実態に近く
これらの

いわば社外の人間が検査して終わり!
(ひどい場合は監督の立会いすらなく、
基礎業者さんが検査に立会いをして終わり!!)

ということも多く
またその検査も
所詮お役所検査なので
補強筋が図面通りに入っているか程度で
おざなりなのが業界の実態です

なので
当社では
そのような業者まかせや検査員まかせにするなく
監督自らがこと細かく
例えば補強筋の有無はもちろん

・鉄筋の全部位のかぶり厚のチェック
・鉄筋の継手部分の定着
・立上り部等の細かい補強筋やその定着
・先行スリーブ配管の切断部の有無やその補強筋
・防湿シートの破れの有無やその補修
等々数々のチェック項目があり

先ほどの
お役所や検査員の方が20分程度の検査なのに対して
小さい家で約1時間程度!
大きな家や平屋などで基礎が大きな家は約1時間半程度!!
かかります

たぶん
じっくりやれば普通にそれぐらいはかかると思いますので
もし
住宅選びに悩まれた際
あるいはその施工に不安がある場合は

「御社での基礎の配筋検査では、監督がどのような項目をチェックして
 どれぐらいのその検査に時間がかかってますか?」

と聞いていただければ
施工品質が

第三者の検査員まかせになっていないか?
基礎業者まかせになっていないか?
社内で施工品質のチェック体制が整っているのか?

というようなことがよくわかるのではと思います
あくまで参考ですが(笑)

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