設計の仕事 の寄りみち⑤
2021.11.26 スタッフコラム
毎日いろんな図面を書いていると、ああ、以前はこうじゃなかったよなーと思うことが時々あります。
日々の「設計の仕事」の中で、あれこれ感じたことを少々。
【テレビ】
プランニングする中で、テレビというのは間取りを左右するアイテムのひとつです。
昔のテレビはブラウン管式というもので、ハコのような形をしていました。(サザエさんの家に出てくるようなアレです)
間取りを考える時は、たいていリビングの角に壁を作ってスペースを作っていたものでした。
今は薄型になり、壁に沿った面に置く事が多いので、テレビを角に置く事はほぼ無くなりました。
それによって、ソファの置き方や窓の位置、扉の向きなどが微妙に変化するわけで、間取りの変化の一例かも知れません。画面に窓が映りこむのを避ける事も、あまり考えなくなりました。
ただ実は、テレビの置き場所を考える以前に、テレビの必要性すら薄くなってきているのも事実で、これからはテレビの無いリビングが普通になってくるのかも知れません。変わってプロジェクタ用の壁面やオーディオ置き場が増えてくるのでしょうか?
これからのお話で、「実はテレビはブラウン管なんです」とか聞くと、うわーって思うかも知れませんが、その時はうまくおさまるような、スッキリとしたSUBACOの家にしようと思います。
(いいづか)