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現場監督の仕事⑥(型枠・アンカーボルト等のチェック)

2022.09.21 建築コラム

現場監督の有馬です。

さて前回の現場監督の仕事⑤「スラブコンクリート打ちの立会」からすいぶんと時間が経ってしまいましたが、

久しぶりに投稿再開させていただます

で、今回は基礎工事の検査の続きで、「型枠及びアンカーボルト等のチェック」です

実は基礎の検査の中では、配筋検査につぐぐらいに大切な検査となりますが

実際は基礎業者さんまかせや、監査員まかせのことが多く、現場監督が検査をやっていない?

会社さんも多いのが実情で、

それは何故かといいますと。配筋検査と同様もしくはそれ以上に検査のタイミングが難しいからで、

といいますのも、午前型枠完了→午後イチ検査→検査完了後すぐに型枠コンクリート打ち、という流れが多く、検査時間はお昼休憩の1時間の間!

というわけで限られた時間で

・全ての基礎の型枠は図面通りの寸法になっているか?

・型枠と鉄筋のかぶり厚はとれているか?

・型枠内にゴミは落ちていないか?鉄筋に汚れ等は付着していないか?

を確認後

これが最も大変で、また神経を使うところでもありますが!

・基礎と土台を緊結するアンカーボルトの位置及び高さ

・基礎と柱を緊結するホールダウン金物等の位置及び埋め込み深さ

を、これも図面を見ながら、全数チェックします

このアンカーボルトやホールダウン金物は構造耐力に直結する大切な金物となりますので、業者まかせにせず、監督自らが図面と照合し、必ず全数チェックすることが本来は大切だと私は思います

で、型枠検査が終わった後は、引き続き型枠コンクリート打ちの立会いを行い、ここでも、スラブコンクリート打ちの際と同様に、設計強度は守られているか?また施工時にはきちんとバイブ等を使っているかなども、立会い確認するようにしています。

さて、これで基礎養生が終わった後で、型枠をバラシて、基礎工事は完了!

次は基礎の完了検査となります

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