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基礎工事について3

2020.02.07 建築コラム
こんにちは、深澤です。
毎日寒い日が続きますね!
2月に入り、日に日に寒さが増していますね。。。
インフルエンザが流行っていますので、お体には十分お気をつけくださいね!
先日、基礎工事の「捨てコン」や「墨出し」のご説明をさせていただきました。
本日は「配筋工事」について、ご案内したいと思います^^
配筋工事とは、基礎工事の中でコンクリートで包まれて見えなくなる、
鉄筋を組んでいく工事を意味します。
当たり前のことかもしれませんが、木造のお家の一番下の部分、
「基礎」と呼ばれる場所は、「鉄筋コンクリート」でできています。
ではこの「鉄筋コンクリート」、なぜ「鉄筋」と「コンクリート」なのでしょうか??
よく耳にする言葉ですが、なぜ?と聞かれると答えの難しいところですね^^;
「鉄筋」と「コンクリート」は2つの長所・短所を補い、強度の高いものにするために用いられています。
「鉄筋」は引っ張る強さに強く、圧縮する力には弱いものです。
なんとなくイメージが湧きますね^^
細い鉄の棒を引っ張っても引きちぎることはできませんが、圧縮するとグニャッと曲がりそうですね。
「コンクリート」はその逆で、引っ張る強さに弱く、圧縮する力に強いものです。
これはイメージがなかなかできないかもしれませんね><
そんな2つのお互いの長所と短所を補い合い、「鉄筋コンクリート」という強度の強いものが生まれます!
この鉄筋をしっかりと組んでいく作業が「配筋工事」です^^
鉄筋は基本的に「異型鉄筋」と呼ばれる、ゴツゴツとして鉄筋を使います。
これはコンクリートととの摩擦を増やし、しっかりと密着するためのものですね。
ツルツルのものよりもしっかり繋がりそうなイメージですね^^
建物の構造計算をして、どこにどのような太さの鉄筋を配置し、
どの程度の本数を配置したらよいかを確認した上、現場での施工に入ります。
「基礎伏図」や「基礎断面詳細図」にはそんなことを記載しています^^
鉄筋はコンクリートで包まれて、最終的には見えなくなってしまうものです。
寸法やピッチ、しっかりと確認していくことが大切ですね!!
配筋の状況が問題なくできていたら、「コンクリート」の打設に進みます。
写真には上げていませんが、細かいチェックも行っています。
鉄筋のつなぐ位置はどうか?
つなぎ方に不備はないか?
鉄筋をつなぐ場合の長さは規定以上の寸法になっているか?
二重につながっていないか?
などなど、詳細に確認を行っています^^
鉄筋はJIS規格のものか?それを証明できる書類はあるか?
配筋工事には言い出したらキリがないほど、こだわりがあったりもします^^;
ぜひ事務所にお越しいただいた際は、そんなこともお問い合わせくださいね!!
それでは今回はここまで。
次回の「コンクリート編」もお楽しみに!!
引き続き、宜しくお願い致します^^
配筋工事完了時。
これだけで何とも言えない美しさがあります!!笑
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