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製本図面の内容2

2020.04.01 建築コラム

こんにちは、小林です。

今日から4月ですが、雨の日スタートとなりました。

この雨で桜がたくさん散ってしまったら残念だなと思う今日この頃です。

さて、前回のブログでは、工事に必要となる図書の中から

◆図面リスト・概要

◆仕様書

◆現況図

◆配置図

◆平面詳細図

◆立面図

◆矩計図

◆展開図

以上8種類の図面についてご紹介させていただきました。

今回は残り10種類の図面について簡単にお伝えいたします!

◆建具表

お家には窓や玄関ドアなどといった外部建具と

室内にあるドアや引戸などといった内部建具の2種類ございます。

たくさんある窓は形状やガラスの種類、窓枠の内容などひとつひとつ異なるので

それを一覧表にした外部建具表と

内部建具も建具の色や取手デザイン、鍵の有無など、

それぞれを一覧表にした内部建具表があります。

◆照明プラン図

こちらはどこにどんな照明を使うかを図面にしたもので

照明メーカーさんに作成していただくものです。

◆電気配線図

照明の位置はもちろん、照明をつけるためのスイッチ、

他にはコンセントや分電盤、各種壁付のリモコンなど

お家の中の電気関係のものをすべて表現した図面です。

◆設備配管図

敷地外からお家の中のキッチンやお風呂、トイレに洗面所までへの

給水、排水の流れを表記しているものです。

その他にもガスの配管や床暖房の位置などもわかる図面となっています。

◆金物伏図

梁や柱、土台、基礎などお家にとって重要な構造体となるものは

建築金物というもので互いにしっかりと固定されています。

金物には種類によって強度が設定されていますが、

すべての箇所に強度が高いもの使用すればいいというわけではなく、

バランスが大事なのです。

場所によってどこを強くしないといけないか、どこを強くしすぎると

構造のバランスが崩れるか、すべて計算して金物の配置をきめております。

このように、どの場所にどの金物を使用するかをあらわした図面です。

◆基礎伏図

木造のお家でも、地面に近い部分は鉄筋とコンクリートでてきており、

その部分を基礎と呼びます。

基礎伏図は基礎を平面的にあらわしたもので、1階平面詳細図と形が似ています。

基礎に埋め込む金物の位置や、1階の床を支える束の位置などを表現しています。

◆基礎断面詳細図

基礎の断面を表しており、基礎の厚みや深さ、鉄筋の種類や数などを記しています。

◆プレカット図

軸組となる梁や柱、土台などを平面的に表したものです。

土台伏図、二階床伏図、小屋伏図、屋根伏図などがあります。

◆外構図

敷地内のお家の外の計画をあらわしたもので外構屋さんに作成していただくものです。

植栽やコンクリート部分、芝生部分、ポストやインターフォンの配置など表現しております。

製本図面ができる段階では詳細に外構内容が決まっていないので

仮図として製本図面に入れることが多いです。

◆造作関連詳細図

造作の洗面台や本棚、テレビ台など

平面図や展開図だけでは表現しきれない詳細な内容を表現した図面です。

以上が製本図面の内容です!!!

このようなさまざまな種類の図面をもとに、

各職人さんの手によりに工事が進み一棟のお家ができあがります。

今回は簡単にしかご説明ができていないので

それぞれの図面についての内容や図面の見方など

より詳細に、順次ご説明させていただこうと思います!

お付き合いのほどよろしくお願いいたします(#^^#)

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