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配置図

2020.04.15 建築コラム
こんにちは、小林です。
お知らせしました通り、新型コロナウイルス感染症対策として
SUBACOでは営業時間の変更を行い私は主に在宅勤務(リモートワーク)での対応となりました。
事務所で仕事を行うのに比べ、やりづらい部分はあるものの
なんとか自宅でも問題なくお仕事ができそうです。
営業時間の変更に伴い、皆さまにはご不便・ご迷惑をおかけいたしますが
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
さて、本日は配置図についてお話致します!
配置図は数ある図面の中でも重要な図面の一つで、 主に次の内容が描かれています。
【敷地と建物の位置関係】
真北の方向や、境界ポイントの位置、敷地に対して建物をどこに配置するかという寸法が描かれています。
配置図にて高さ制限の検討をするので、正確な真北方向や境界線までの距離が必要となってきます。
外壁後退がある場合なども配置図で検討します。
【高低差(レベル)】
敷地の高低差、隣地との高低差、道路との高低差を記載しており、
高低差は基礎の形状や高さ制限の検討に関係してきます。
基準となる場所(KBMと呼びます)との差で表します。
この基準となる場所は日時によって高さに変化の出ないマンホール等で取ります。
図面上でKBM+1,000と書かれていると、
KBMとして設定したマンホールから1,000mm(1m)高いということですね。
【道路と敷地の関係】
全面道路の幅員や種別、道路境界線、道路に接している長さ等を記載しております。
道路の幅員は採光計算や高さ制限など建築計画に大きく関わって来ます。
【その他】
外部の汚水や雨水の枡の位置や、擁壁や境界ブロック塀などについて記載しております。
擁壁やブロック塀は安全性が求められるので、造りや塀の高さは重要ポイントです。
場合によっては簡単な外構計画を記載し、どこに駐車するか、どこを庭として使用するか等がわかったりもします。
【敷地の断面図】
断面図では高低差をわかりやすく表現しています。
がけに面している敷地の場合はがけ崩れに対しての検討が必要なので(がけ条例)
それらを断面図にて検討します。
このように配置図は重要な内容が多く記載され、
確認申請でもチェックされる項目が多い図面です。
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